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第59回日本理学療法学術研修大会in東京 一般公開講座 報告書

第59回日本理学療法学術研修大会in東京 一般公開講座 報告書

  

日時:2024年6月30日(日)

   

開催場所:東京国際フォーラム 第5会場(ホールD7)

  

対象者:一般都民72名、理学療法士70名

  

第1部:一般公開講座:野球から学ぶ 人生への挑戦

  

講師:辻発彦 氏(埼玉西武ライオンズ 前監督)

  

座長:小川英臣 氏(東京医科歯科大学病院 理学療法士)

  

【概要報告】

第59回日本理学療法学術研修大会in東京にて、一般公開講座を開催いたしました。

本一般公開講座は2部制とし、第1部では、埼玉西武ライオンズ前監督の辻発彦氏を講師にお招きし「野球から学ぶ 人生への挑戦」というテーマでご講演をいただきました。

辻氏の学生時代から、社会人・プロ野球選手時代、監督時代の辻氏のこれまでの歩みについてお話をいただきました。「練習は指導された分だけ行うのではなく、自分が納得するまで行う」という言葉がとても印象的でした。また、「たくさんの人との出逢いがあって今の自分がある」と仰っており、王貞治氏や落合博満氏・野村克也氏とのエピソードも話されていました。質疑応答の際に、「強いチームと弱いチームの違いを教えてほしい」、「最近の子供への野球の指導や接し方はどうしたらよいか」というご質問があり、とても興味深いご回答をされていたことも印象的でした。聴講者には様々な立場の方がいらっしゃいましたが、辻氏の野球を通じた講演が、気づきや学びとなり、それぞれの今後の人生に繋がる貴重な時間であったと感じます。

  
 
 
 
 
  
  

(写真:講演する辻氏)                  

 (写真:質問者へお応えしている辻氏)

  

(報告者:公開講座準備委員 伊藤 彩香)

   

第2部:シンポジウム:本邦における障害者野球のこれまでの歩みと展望-理学療法士に対する期待-

   

シンポジスト:藤川 泰行 氏(名古屋ビクトリー)

       土屋 来夢 氏(千葉ドリームスター)

       佐々木康介 氏(神戸市立医療センター中央市民病院 理学療法士)

       村岡 潮美 氏(神戸百年記念病院 理学療法士)

       田中 直樹 氏(帝京平成大学 理学療法士)

   

座   長 :板倉 尚子 氏(日本女子体育大学 理学療法士)

   

【概要報告】

第2部では、「本邦における障害者野球のこれまでの歩みと展望-理学療法士に対する期待-」をテーマにシンポジスト5名にご講演いただきました。

現役の障害者野球選手である藤川氏、土屋氏より、障害者野球との出会いから現在に至るまでの活躍、理学療法士との関わりについてお話し頂きました。一度は野球を断念した藤川選手、土屋選手が再チャレンジして世界一になり、さらなる夢を語る姿には理学療法士の役割を考えさせられました。

また、佐々木氏、村岡氏、田中氏の3名の理学療法士より、障害者野球の現状や活動をお話しいただきました。実際の野球チームで理学療法士がどのように関わっているのかを知る機会となりました。障害者野球をはじめとする様々な障害者スポーツを理学療法士が、多くの方に情報提供・発信し、障害者スポーツを知っていただける機会が増えると幸いです。

   
  
  
  
   
   

(写真:動作説明される藤川氏)     

        (写真:シンポジストと座長の板倉氏)

(報告者:公開講座準備委員:横田 絢香)

   

引き続き、都民の皆様からのご要望にお応えできる公開講座を企画運営させていただきます(ご要望は、本会事務局まで連絡を戴けますと幸いです)。

   

(公社)東京都理学療法士協会 事務局 Mail:tpta@eagle.ocn.ne.jp